5月18日にFedoraプロジェクトからFedora Core2が正式にリリースされました。皆さんはもうインストールしてみましたか?
このリリースの目玉は何といってもカーネルバージョン2.6をベースにしているという点です。カーネルバージョン2.6では以前の安定バージョン2.4に比べてマルチプロセス性能やマルチCPU処理効率が大幅に改善されたということです。
SOHOにとってマルチCPUマシンは高嶺の花ですが、最近のPentium4で実装されているHyper
Threadingは気になります。LinuxではHyper Threadingをマルチプロセッサとして扱うため、この処理効率が大幅に改善されたとされるカーネルバージョン2.6に期待が注がれるわけです。
さて「論より証拠」というわけで皆さんが興味をもたれると思われる視点で各種ベンチマークを行ってみましたので紹介します。その視点とは、
- Linuxカーネルバージョン2.4と2.6の処理性能の違いは?
- LinuxでのHyper Threadingの効果は?
- Intel Pentium4 CPUのNorthwoodコア製品とPrescottコア製品のLinuxにおける性能の差は?
ではまずテスト環境とテストの方法から紹介します。
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